ユーラシア探訪記③ ~イスタンブール その2~
ユーラシア大陸はその名の通りアジア大陸とヨーロッパ大陸から成る。ということは当然、アジア大陸とヨーロッパ大陸には明確な境界がある....というわけではないんだね。
もっとも現在でも、アジアとヨーロッパの区別は存在するが、その境界は人為的なものなので明確でない。ウラル山脈、カスピ海、大コーカサス山脈、黒海などを境にする説が主流である。
Wikipediaより。
アジア大陸とヨーロッパ大陸というものはずいぶん昔(曖昧)、それらが地続きではないと思われていた頃に定義されたとかなんとかで、地理的な情報が明らかになったことで、ユーラシア大陸という概念が生まれたとかいないとか。
さて、
その上でトルコは、東ヨーロッパと西アジアで構成された国と言われている。その境界部分にまたがる街、それがイスタンブールというわけだ。
なんか凄そう。
国土のほとんどがアジア側に属していることから、文化的には中東諸国との共通点が多く、トルコの都市、と聞くとどうしてもアジアなイメージがある。
が、確かに、滞在している西側の街並みは美しく、ヨーロッパと言われても違和感がない。
そして、このイスタンブールにおいては明確な境界が存在する。それがボスポラス海峡である。
つまり、この海峡は行き来すれば、アジアとヨーロッパを行ったり来たりしまくれるってことだね。夢が広がって仕方がない(?)。
ということで早速船乗り場に向かう。
一番近い船乗り場は工事で空いていなかったので、その次に近いkarakoyへ。
ここでもイスタンブールカードを使用できる。せっかくデポジット払ってカード購入したんだからできるだけ使いたい。(デポジットの返金は不可)
海峡で穏やかなため、船はそこまで揺れない。また、所要時間は約30分である。
ここですね。
なんとなくアジア感強くなった気がする。気がするだけかもしれない。
とりあえず昼食を取りたいので、偶然見かけたドネルケバブ屋のテラス席に。
ほどなくして店員さんがメニューを持ってきてくれた。どうやらめちゃめちゃ長いドネルケバブロールがこの店の看板メニューらしい。とても一人で一本食べられそうにないので、一つ頼んで半分にカットしてもらうことにした。二人で来店したためこの選択をしたけど、一応短いサイズのものもあるっぽい。
味は.....美味い。イスタンブール来てから微妙だなと感じるものがないのは、さすが世界三大料理の一つ、ということなのかな。
後ろの席の欧米人二人組が一人一本頼んだらしく、注文したロールが席に運ばれたときに騒いでた。インスタ映えしそう。
あまり長居してもすることがないので、船乗り場のそばで思い出したようにトルコアイス(?)を食べ、帰りの便へ。 アナトリア側はそんなに見どころはない..と思う。
ホテルで数時間休憩、その間ホテル内のサウナに入ってみる。日本でサウナっていうと温泉とかスーパー銭湯とかの所謂大浴場とセットのイメージだけど、他の国だと大体サウナはサウナ専用の施設になってる..よね多分。
トルコ風呂ってのもあったけど施錠されてて入れなかった....。
イスタンブール最後の晩は景色が綺麗だと評判のこの店で。
6時半くらいに予約なしで行ったんだけどすんなり席に案内してくれた。30分くらいでテラス席はほとんど埋まってしまったので、本当に運が良かった。
もし今後行くことがあれば絶対に予約していったほうがよさそう。
海鮮がメイン。一応肉もあるけど、昨晩がケバブだったし、今日の昼もケバブなので海鮮類を中心に注文してみた。
どれも日本人にとって薄すぎもなく濃すぎもない、ちょうどいい塩加減で本当においしい。そしてなにより景色が凄くよい。店は店名からもわかるように小高い丘にあり、見晴らしがとても良い。
という感じで二日目終了。明日はヘルシンキに移動なのでイスタンブール観光はこれでおしまい。
2泊で十分イスタンブールを満喫できた。